足場・重機はローン・リース・現金どれが得?|減価償却と資金計画を税理士が解説

監修税理士 小澤哲二

監修:税理士法人小澤事務所 京都事務所 代表税理士 小澤 哲二(認定経営革新等支援機関/freee認定アドバイザー5つ星(最高ランク))
最終更新日:令和8年8月8日

「足場や重機、高所作業車を買ったら全部その年の経費になる?」——塗装・防水・解体・足場とび・造園外構・板金屋根工事業の方へ。
この職種群は足場・重機・高所作業車・機械・工具など、道具の投資が大きいのが特徴。ですが道具は「買った年に全額経費」にはならず、減価償却で数年に分けて経費化されるのが原則。しかも金額や、ローン・リース・現金の選び方で、税金とキャッシュの残り方が変わります。この記事では、京都でこれらの工事業を数多く支援する税理士が、道具の経費・減価償却・買い方を3分で解説します。

こんな方に読んでほしい記事です

  • 足場・重機・高所作業車・機械を買う・更新したい
  • 減価償却や「少額なら一括経費」がよく分からない
  • 工具・消耗品・燃料の経費を漏れなく計上したい
【結論】 道具は金額で扱いが分かれます少額(一定額未満)は買った年に一括経費、それ以上は減価償却で数年に分けて経費化中古は新品より早く経費化できます。さらにローン・リース・現金は税金・資金繰りで一長一短。燃料・塗料/資材・処分費・保険など大きな経費も漏れなく計上を。「買う前」に設計するのが失敗しないコツです。

道具は「買った年に全額経費」にならない

重機・高所作業車・機械などは減価償却資産。取得額を、決められた年数(法定耐用年数)に分けて少しずつ経費にします。数百万円の重機でも、買った年に全部は経費にできず、数年に分けて計上します。「大きい買い物をしたのに、思ったほど税金が減らない」のはこのためです。

でも「少額なら一括経費」にできる

工具・小型機材は、金額しだいで“その年に全額経費”にできます

  • 少額のもの(一定額未満)は、消耗品費などとして買った年に経費化。
  • 中小企業の特例で、一定額未満の資産を一括で経費にできる制度もあります(年間の上限あり)。

足場材・電動工具・小型機材などは、この扱いで早く経費にできることがあります。

※金額の区分・特例の要件・上限・適用期限は税制で変わります。使えるかは購入前に確認しましょう。

新品・中古で「償却の速さ」が違う

中古の重機・車両は、残りの使用可能年数が短いぶん早く経費化できます。同じ金額なら、中古の方が短期間で経費に落ちるため、その年の節税効果が出やすいことがあります。実務・資金・税のバランスで選びましょう。

ローン・リース・現金、どれが得?

買い方ざっくりの特徴
現金資産計上し減価償却。手元資金は減るが利息なし
ローン資産計上+減価償却。利息は経費。手元資金を温存できる
リース契約によりリース料を経費。初期負担が軽く資金繰りしやすい

どれが得かは、手元資金・利益の状況・今後の投資計画で変わります。「節税」だけでなく「資金繰り」まで含めて選ぶのがコツです。

この職種群ならではの大きな経費

  • 燃料費・車両費:現場移動・重機の燃料など。金額が大きい。
  • 塗料・資材・消耗品:塗料・防水材・刃物・養生・足場部材など。
  • 処分費・廃棄費:解体・撤去で出た廃材の処分(適正処理を)。
  • 保険(労災・賠償)・リース料・工具の修繕:高所・解体は保険が重要。

金額が大きいぶん、漏れなく正しく計上できているかで手残りが変わります。

正しくやるための3ステップ

① 購入“前”に、金額区分と買い方を確認する

一括経費か減価償却か、現金・ローン・リースのどれが得かを、買う前に比較します。

② 燃料・資材・処分費の経費を漏れなく記録する

領収書・ETC・処分の伝票を管理し、現場ごとの経費を把握します。

③ freeeで資産・経費・資金繰りを見える化する

重機・車両の減価償却、燃料・資材・リース料をfreeeで管理すれば、現場別の採算と資金繰りが見え、節税も申告もラクになります。

よくある質問

Q. 重機を買えば、その年の税金は大きく減りますか?

高額なものは減価償却で数年に分けます。ただし中古なら早く経費化できることがあります。少額の工具は一括経費にできます。

Q. 足場材はどう処理しますか?

金額や使い方で、消耗品・一括経費・減価償却に分かれます。まとまった投資なら事前に相談しましょう。

Q. ローンとリース、どちらが得?

利益状況・手元資金・投資計画で変わります。税とキャッシュの両面で比較して選びます。

京都で20年、塗装・防水・解体・足場・造園外構・板金屋根工事業を含む多業種で累計6,000件超の相談実績。創業融資の通過率はほぼ100%(初回サポート時)、freee認定アドバイザー★5つ(最高ランク)。道具・重機の買い方・減価償却・資金繰りを得意としています。認定経営革新等支援機関です。
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※本記事は一般的な解説です。減価償却・少額資産の特例・リースの扱いは資産や契約・最新の税制により異なります。実際の判断は無料相談でご確認ください。

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