動画・写真の機材の経費|カメラ・レンズ・PC・照明の減価償却を税理士が解説
監修税理士 小澤哲二

「シネマカメラやレンズ、編集PCを買ったら、全部その年の経費になる?」——動画・映像制作、フォトグラファー、写真・映像スタジオの方へ。
この業種はカメラ・レンズ・ジンバル・ドローン・照明・編集PCなど、機材の投資が大きく、更新も頻繁。ですが機材は金額によっては「買った年に全額経費」にならず、減価償却で数年に分けて経費化されます。しかもローン・リース・現金の選び方で税金とキャッシュが変わります。この記事では、京都で動画・映像・写真業を数多く支援する税理士が、機材の経費・減価償却・買い方を3分で解説します。
- カメラ・レンズ・編集PC・照明を買う・更新したい
- 減価償却や「少額なら一括経費」がよく分からない
- 機材・ソフト・スタジオの経費を漏れなく計上したい
機材は「買った年に全額経費」にならない
シネマカメラ・高級レンズ・編集PCなどは減価償却資産。取得額を、決められた年数(法定耐用年数)に分けて少しずつ経費にします。数十万〜数百万円の機材でも、買った年に全部は経費にできず、数年に分けて計上します。「大きい買い物をしたのに、思ったほど税金が減らない」のはこのためです。
でも「少額なら一括経費」にできる
- 少額のもの(一定額未満)は、消耗品費などとして買った年に経費化。
- 中小企業の特例で、一定額未満の資産を一括で経費にできる制度もあります(年間の上限あり)。
レンズ・マイク・照明・ジンバルなど、金額によっては早く経費にできることがあります。
※金額の区分・特例の要件・上限・適用期限は税制で変わります。使えるかは購入前に確認しましょう。
新品・中古で「償却の速さ」が違う
中古のカメラ・レンズ・機材は、残りの使用可能年数が短いぶん新品より早く経費化できます。同じ金額なら、中古の方が短期間で経費に落ちるため、その年の節税効果が出やすいことがあります。機材更新の多い動画・映像業では、実務・資金・税のバランスで選びましょう。
ローン・リース・現金、どれが得?
| 買い方 | ざっくりの特徴 |
|---|---|
| 現金 | 資産計上し減価償却。手元資金は減るが利息なし |
| ローン | 資産計上+減価償却。利息は経費。手元資金を温存できる |
| リース | 契約によりリース料を経費。初期負担が軽く資金繰りしやすい |
どれが得かは、手元資金・利益の状況・機材更新の計画で変わります。「節税」だけでなく「資金繰り」まで含めて選ぶのがコツです。
この業種ならではの大きな経費
- 機材(カメラ・レンズ・照明・ジンバル・ドローン・編集PC):金額で一括/減価償却が分かれる。
- 編集ソフト・SaaS・素材・BGM/フォント:Adobe等のサブスク、ストック素材。
- スタジオ賃料・ロケ費・交通費:撮影・出張にかかる費用。
- 外注費:編集・カラグレ・レタッチ・撮影アシスタント(インボイスに注意)。
- クラウドストレージ・HDD/SSD:大容量データの保管費用。
正しくやるための3ステップ
① 購入“前”に、金額区分と買い方を確認する
一括経費か減価償却か、現金・ローン・リースのどれが得かを、買う前に比較します。
② 機材・ソフト・スタジオの経費を漏れなく記録する
サブスク・素材・ストレージなど、見落としがちな経費も含めて把握します。
③ freeeで資産・減価償却・経費を見える化する
機材の減価償却・サブスク・外注をfreeeで管理すれば、案件別の採算と資金繰りが見え、節税も申告もラクになります。
よくある質問
Q. カメラを買えば、その年の税金は大きく減りますか?
高額なものは減価償却で数年に分けます。ただし中古なら早く経費化できることも。少額のレンズ・機材は一括経費にできます。
Q. レンズはどう処理しますか?
金額により、消耗品・一括経費・減価償却に分かれます。高額なものは事前に相談しましょう。
Q. ローンとリース、どちらが得?
利益状況・手元資金・機材更新の計画で変わります。税とキャッシュの両面で比較して選びます。
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※本記事は一般的な解説です。減価償却・少額資産の特例・リースの扱いは資産や契約・最新の税制により異なります。実際の判断は無料相談でご確認ください。



