コンサル・顧問業の経費はどこまでOK?|落とせるもの・注意すべきものを税理士が解説【完全ガイド】

監修税理士 小澤哲二

監修:税理士法人小澤事務所 京都事務所 代表税理士 小澤 哲二(認定経営革新等支援機関/freee認定アドバイザー5つ星(最高ランク))
最終更新日:2026年7月26日

「これって経費で落ちる? どこまでOKなの?」——経営・IT・人事・研修などのコンサル・顧問業の方へ。
コンサル業は仕入れがなく、利益がそのまま課税される構造。だからこそ、使える経費を漏れなく正しく計上することが、そのまま節税になります。一方で、グレーな支出を無理に入れると税務調査で否認されリスクに。この記事では、コンサルの経費の正しい線引きと、否認されないコツを3分で解説します。

こんな方に読んでほしい記事です

  • 「これ経費になる?」と毎回迷いながら処理している
  • 経費を入れたいが、税務調査で否認されるのが怖い
  • 自宅兼事務所・書籍・交際費の扱いを正しく知りたい
【結論】 経費かどうかの基準はシンプルで、「その支出が“事業のために”必要か」。コンサルは書籍・セミナー・PC・通信・交通・打合せ費用などを経費にしやすい一方、交際費・被服・家族との飲食などは判断が要ります。決め手は「誰と・何のために使ったか」の記録。レシート+目的メモがあるかで、認められるかが変わります。

経費の基本:判断は「事業に必要か」だけ

経費になるかは、金額の大小ではなく「売上をあげるために必要な支出か」で決まります。プライベートと事業が混ざる支出は、事業で使った割合だけを経費にします(按分)。そして、必要性を後から説明できる記録があることが大前提です。

コンサルで経費にしやすいもの

  • 書籍・新聞・有料note・オンライン講座:知識が商品のコンサルの中核経費。
  • セミナー・研修・資格の受講料:業務に関連するもの。
  • PC・タブレット・ソフト・SaaS:freeeや資料作成ツールなど。
  • 通信費(携帯・ネット):事業利用分を按分。
  • 交通費・出張費:客先訪問・登壇・視察など。
  • 打合せの飲食・カフェ代:相手・目的が明確なもの(会議費)。
  • 名刺・HP・広告・紹介料:集客に関わる費用。

グレー・注意が必要なもの

“入れたい気持ち”はわかりますが、記録がないと否認されます

  • 交際費・接待:相手・人数・目的の記録が必須。一人での飲食は原則NG。
  • スーツ・時計・眼鏡:私生活でも使えるものは基本、経費にしにくい。
  • 家族との飲食・旅行:事業目的が説明できなければ私的支出。
  • 高額な“研修名目”の旅行:実態が伴わないと否認対象。

自宅兼事務所の「家事按分」

在宅で仕事をするコンサルは、家賃・電気・通信の“事業で使う割合”を経費にできます。使用する部屋の面積比や使用時間など、合理的な基準で按分するのがポイント。なお法人の場合は、按分ではなく「役員社宅」の仕組みを使うと、より有利になるケースがあります(別記事で解説)。

税務調査で否認されない3つのコツ

① レシート+「誰と・何のため」をメモする

飲食なら相手と目的、書籍なら業務との関連を残す。この一手間が、認められるかの分かれ目です。

② 私用と混ぜない・按分は合理的に

事業用の口座・カードを分け、按分は根拠のある割合で。どんぶり勘定が一番危険です。

③ freeeで証憑を紐づけて自動整理

レシート画像を取引に紐づけて保存すれば、あとから説明できる状態が自動で整います。経費の少ないコンサルこそ、ここを仕組み化すると強いです。

よくある質問

Q. 経費は多く入れるほど得ですか?

「事業に必要なもの」を漏れなく入れるのは得ですが、無理な計上は否認され、加算税などで逆に損をします。正しく漏れなく、が正解です。

Q. 一人での外食やカフェ作業は経費?

単なる食事は原則NG。ただし「打合せ」「資料作成のための作業」など、事業目的と記録があれば認められる場合があります。

Q. レシートを失くしました。経費にできませんか?

支払いの事実を他の記録(明細・メモ)で示せる場合もあります。ただし原則は証憑の保存が必要。freeeでの管理をおすすめします。

京都で20年、経営・IT・人事・補助金・研修などのコンサル業を含む多業種で累計6,000件超の相談実績。freee認定アドバイザー★5つ(最高ランク)/認定経営革新等支援機関。経費の線引きと証憑管理の仕組み化を得意としています。
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※本記事は一般的な解説です。経費の可否は個社の状況・最新の税制により異なります。実際の判断は無料相談でご確認ください。

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