旅館・ゲストハウスの物件投資|減価償却・資本的支出/修繕費・消費税を税理士が解説

監修税理士 小澤哲二

監修:税理士法人小澤事務所 京都事務所 代表税理士 小澤 哲二(認定経営革新等支援機関/freee認定アドバイザー5つ星(最高ランク))
最終更新日:令和8年8月8日

「Airbnbやbooking.comの手数料、宿泊税、外国人ゲストの売上…消費税ってどうなるの?」——旅館・ゲストハウス・民泊など宿泊事業を営む方へ。
宿泊業の消費税は、海外OTA(予約サイト)への手数料・インバウンド売上・宿泊税など、間違えやすい論点が集まっています。ここを取り違えると、納税で損をしたり、申告を誤ったりします。この記事では、京都で宿泊業を数多く支援する税理士が、宿泊業の消費税のポイントを3分で整理します。

こんな方に読んでほしい記事です

  • 海外OTA(Airbnb・booking.com等)を使っている
  • 外国人ゲスト(インバウンド)の売上がある
  • 宿泊税や消費税の申告に自信がない
【結論】 押さえるべきは3つ。①宿泊売上は、外国人ゲストでも“国内での宿泊”なので消費税の課税売上(物品の輸出のような免税にはならない)/②海外OTAへの手数料は「リバースチャージ方式」という特別な扱い(ただし課税売上割合が高い宿泊業では申告不要になることが多い)/③宿泊税(京都市など)はゲストからの“預り”で、宿泊料の売上とは別。この区分を正しく行うことが、払い過ぎ・申告漏れを防ぐカギです。

宿泊業の消費税は、なぜややこしい?

宿泊業は、売上の入り方(直接予約・OTA経由)、ゲスト(国内・海外)、預かるお金(宿泊税)が入り混じります。同じ「宿泊の収入」でも扱いが違うため、まとめて処理すると必ずどこかを間違えます。まずは分けて考えることが第一歩です。

① 宿泊売上は「国内課税」(外国人ゲストでも)

宿泊サービスは国内で提供される役務なので、外国人ゲストへの宿泊でも消費税の課税売上になります。物品の輸出のように免税にはなりません。「インバウンドだから消費税がかからない」は誤解です。

② 海外OTA手数料の消費税(リバースチャージ)

海外OTAへの仲介手数料は「リバースチャージ方式」の対象になり得ます
海外の予約サイト(国外事業者)に払う仲介手数料は、役務を受けた側(あなた)が消費税を申告するという特別な仕組み(リバースチャージ方式)の対象になり得ます。ただし、課税売上割合が高い(おおむね95%以上)事業者は、当分の間この申告が不要とされており、宿泊業の多くはこれに当てはまります。

※適用は事業者の状況(課税売上割合・OTAが国内か国外か等)で変わります。自己判断せず、必ず個別に確認しましょう。

③ 宿泊税(京都市など)の扱い

京都市などの宿泊税は、ゲストから預かって自治体に納める“預り金”的な性格です。あなたの宿泊料の売上とは別で処理し、消費税の課税売上には含めないのが原則。売上と混ぜてしまう誤りが多いので注意です。

免税/課税・簡易課税の判定

  • 免税/課税:基準期間の課税売上高(税抜1,000万円)で判定。宿泊売上はここに含めます。
  • 簡易課税・2割特例:使えるかどうか、どちらが得かは売上規模と経費構成で変わります。
  • インボイス:法人・旅行会社との取引では、適格請求書を求められることがあります。

正しくやるための3ステップ

① 収入を「売上・預り(宿泊税)・OTA手数料」で分ける

宿泊売上/宿泊税の預り/OTAへの手数料を、それぞれ区別して記録します。

② 課税/免税・簡易課税の有利判定をする

売上構成をもとに、課税事業者になるか、簡易課税・2割特例が得かを判定します。

③ freeeで収入区分を自動整理する

OTAごとの入金・宿泊税・手数料の税区分をfreeeで管理すれば、申告がラクになり、判定ミスも防げます。

よくある質問

Q. 外国人ゲストの宿泊は消費税がかからない?

かかります。国内での宿泊は、外国人ゲストでも課税売上です。「インバウンド=免税」は誤解です。

Q. Airbnbやbooking.comの手数料は、消費税をどう扱う?

リバースチャージ方式の対象になり得ますが、課税売上割合の高い宿泊業では申告不要になることが多いです。状況により変わるため確認します。

Q. 宿泊税は売上に入れるの?

預り金的な性格で、宿泊料の売上とは別に処理するのが原則です。混同しないよう区分します。

京都で20年、旅館・ゲストハウス・民泊事業を含む多業種で累計6,000件超の相談実績。freee認定アドバイザー★5つ(最高ランク)/認定経営革新等支援機関。OTA手数料・インバウンド・宿泊税の消費税区分と有利判定を得意としています。
「うちの宿の消費税、これで合ってる?」——無料で判定します

宿泊売上・OTA手数料・宿泊税の区分から、課税/免税の判定と、有利な消費税の方法を具体的にお伝えします。freeeで気楽に、でもチームで本気で支える。訪問なし(来所もオンラインもOK)で全国対応です。

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※本記事は一般的な解説です。リバースチャージ・宿泊税・課税/免税の判定は事業者の状況・契約・最新の税制により異なり、個別性が高い論点です。実際の判断は必ず無料相談でご確認ください。

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